週7の遅刻生活

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「競争社会の歩き方」を読んで

こんにちは

 

やまさきです

 

今日は大竹文雄の「競争社会の歩き方」を読んでみて、感想なりまとめを書きます。

著者は、とある番組オイコノミアの先生ですね。

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↓早速今日の本紹介

 

競争社会の歩き方 - 自分の「強み」を見つけるには (中公新書)

 

こちらが本書の概要です。

協力を否定し、利己的で、やられたらやり返す――。成績に順位をつけず、競争より協力を重視した教育を受けた子どもは、そうした価値観をもつという。それはなぜか。競争というと、日本では否定的にとられがちだが、自分の強みを見つけ、社会を活性化させる機会でもある。チケット転売問題から、政府が取り組む女性活躍推進、社会保障給付の問題まで、競争社会を生き抜くための大きなヒントを与える。

(引用:競争社会の歩き方|新書|中央公論新社

  

 

以下今回のまとめです。

 印象に残ったこと三つ

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現状維持バイアスと親近感バイアス

本書の構成は経済学にまつわることが中心で一般向けにまとめられています。そのため卑近な例を経済学に関連させて記述されていることが多々見らました。

この二つのバイアス。私は非常に勉強になった。前者について。

現状維持バイアスとは、

一度あるものを保有すると、それを保有していることの価値が高くなり、それを失うことのコストを高く見積もってしまう特性

らしいです。

先にもう一つの説明を。

親近感バイアスとは

経済的に損をしても、親近感のある選択をする傾向がある

とのこと。

 どの点が勉強になったかというと、普段の生活でなんとなく感じていたことがしっかりと言語化されて、二つのバイアスとして代名詞となっていること。

みなさん実生活で感じたことはないでしょうか?

前者であれば、企業が無料で配布しているサンプル品。このサンプル品を切らしてしまうと、個人の中で失うコストを多く見てしまい、 商品を購入する。

こんな経験ありますよね?そう、その中にふわふわと浮いたこいつらって一体なんなんだいってのが日本語化されていたので勉強になりました。

人の意思決定とデフォルトの選択

人の意思決定はデフォルトの選択に多く影響をする

これは行動経済学において、よく知られた現象だそうです。

ある企業の株主優待について、何もせずそのままの維持をすれば企業からお得な食品つめあわせセットがもらえます。優待券を寄付するために送付すれば、食品つめあわせセットはもらえませんが寄付をしてもらえることができます。

もう一つのケースとして、デフォルトが企業に寄付をしてもらうことになっていて、個人がハガキを用意して食品つめあわせセットの申し込みをしないともらえることはありません。

この二つのケース、どちらが寄付してもらえるのかというと行動経済学では後者が多くしてもらえると考えられています。わざわざハガキを準備するコストを考えたら利他的な行動をとらないかもしれないからです。

感情とリスク評価

怒っている人はリスクを過小評価する。利得を重視するため、ベネフィットを強調する。

恐怖を感じている人は、リスクを過大評価するため、損失局面を強調すれば、損失を取らない方向へ説得することができる。 

あくまで研究結果で対象の平均化したものを扱っていることを念頭においてくださいね。

けどもこの結果を知って、実生活だけでなく仕事にもいかせるんじゃないかとこれを読んだ時に思いました。要は説得のコツ。

相手が感情的で何かにつけて指摘する人には、具体的に何があなたに良くってこんだけ利益があるんだぞっと念を押す。

反対に消極的に行動しがちな人には、逆に何もしないのは勿体無いですよ、こんだけ損しちゃうよ?と詰め寄る具合に。

あまりやりすぎちゃうと周りから人間不信な目で見られそうですが、ちょっとした説得のコツとして利用できたらいいですね。 

感想 

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友人からの勧めで読んでみた「競争社会の歩き方」。なんか久しぶりに経済学系の本を読んで、そういえば経済学部生だったと不覚にも感じてしまった。いかに自分が浅学だし興味のベクトルが散乱していると思い、少し原点回帰をした1冊だった。同著者の「経済学的思考のセンス」という本もあるらしいので、そちらも読んでみて再度自分の学部に戻って、楽しんでみたいと思う。

 

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ということで以上になります。

 

最後までお読み頂きありがとうございます。

 

次回もどうぞよろしくお願いいたします!

 

やまさき

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