週7の遅刻生活

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「学問のすヽめ」を読んで

こんにちは

 

やまさきです

 

今日は「学問のすヽめ」を読んでみて感じたことをまとめてみたいと思います。

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落合陽一さんが唱える脱近代!って言っている部分がちょうどこの著書では取り上げられているのかと思いました。

それではどうぞ

 

 

 

 ↓今回読んだ本

 

学問のすすめ 現代語訳 (ちくま新書)

 

 

一度は何かで耳にしたことであろう、「天は人の上に造らず、人の下に人を造らず」

先に書いておくと、本書では机上の空論ばかり学問として議論することを推奨しておらず、実生活で役にたつ学問を学ぼうということを世間にメッセージを送っているのかなと感じた。

 

社会には社会的地位の差、所得の差、貧富の差など日本は社会主義の国ではないため、必然的にこういった差が生まれる。その差が生まれてる原因にもなっているのが愚者か賢者か。しっかりと学ぶ姿勢を常にとっているものが結果的に幸福を手にしているのであり、その学ぼうとしていない者は必然的に幸福でないことは明白である。

 

この「学問のすヽめ」の初版が1872年である。つまり、時代が大きく動き始めた明治時代のものである。それまでは士農工商と、現代では考えられないセグメンテーションが行われていたものが、一気にフラットに変化した。

そんな激動の時代を少し感じ取れる、一冊となっている。

 

印象深いポイント

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ここからは私が読んでいて、いいなと感じたところを少しピックアップしてまとめます。

 

先人に対する尊敬

時代が変動している中で、著者はしっかりと時代を理解し、これからの先の部分を読んで生きていた方なのかと感じた。

本書125ページにて、「われわれの仕事というのは、今日のこの世の中にいて、われわれの生きた証を残して、これを長く後世の子孫に伝えることにある。」(本書は原文ではなく、訳されたもの)、と書かれています。無意味に人生を過ごすのではなくその時代だからこそすべきこと、今まで受け継がれてきたバトンを後世につないでいくこと、この点をしっかりと捉えられているなと感じた。

 

心と行動を一致させる

著者は本書212ページに言行一致についても述べている。どういうことかというと、心で思っていること、例えば〇〇をしてみたい!、あの人の△△はいかほどなものか、などの事柄と実際に自分がしていること、つまりActionとして起こしていること、この二つのバランスを整えろと書かれている。

心が高すぎては他者から距離を取られて孤立してしまう。逆に行動のみ飛躍しても方向性のないものは無意味に等しい。

また、他人の行動に対して実際に自分がしたこともないことなのに相手を批判すること自体も痛烈に批判している。

実際に考えることとやってみることは別物だからである。

 

 

語彙力を鍛える

正しい自己アピールをするためには自己表現が必要になる。そこで重要なのが、しっかりとした語彙のもとで理解してもらうこと。

この点は最近、身をもって感じたこと。

小学生相手に勉強を教える時、相手のレベルに合わせた話し方で伝えなければならない。仮に同じくらいの年代の人と会話する時はある程度の事前知識は同等である場合が比較的高いため、多少省略した会話でも成り立つ。しかし、小学生だとまだ知識が乏しいこともあるため、数段レベルを下げた言葉選び、話し方でないと成り立たない。また、理解力も相対的には低いこともあるわけだから気をつけなければならない。

 

 

最後に感想 

ベストセラーを読もう!という自分のテーマのもとで読み始めた一冊。なぜ入学の頃に読んでいなかったのかを後悔した。著者は、大学での学問を本書での学問という位置付けでないと明記してるが、しかし、本は読む時期によって価値が変わるように、読む時期がもう少し早ければ良かったと感じた。

 

読んでみて、落合陽一さんが言っている脱近代について興味を持つようになった。

考え方自体を近代的なベースから脱却しないとこれからの時代にはそぐわないということを確か言っていたような気がしたのだが、その辺りを少しだけほんの少しだけ米粒くらいだけ分かった気がした。

 

あと、よく電車内でスマホでゲームをしているおっさんたちを見かけるがその年頃になっても常に学問というか学ぶということは至極大切なのだなと思った。

 

 

以上になります。

 

改めて今回の本について振り返り。

読んでみたいと感じた方は以下より!

 

 

学問のすすめ 現代語訳 (ちくま新書)

 

 

最後までお読みいただきありがとうございます。

 

 次回もどうぞよろしくお願いします。

 

やまさき