週7の遅刻生活

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「本を読む本」を読んで

こんにちは

 

やまさきです

 

今日はM.J.アドラー、C.V.ドーレンの「本を読む本」を読んだまとめを書きます。

 

かなり読書の技術を学べる1冊です。

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今回もベストセラーを読んでみようキャンペーンの一冊です。

 

今回の本はこちら。↓

 

本を読む本 (講談社学術文庫)

 

早速簡単に概要を。

本書は、1940年米国で刊行されて以来、世界各国で翻訳され読みつがれてきた。読むに値する良書とは何か、読書の本来の意味とは何かを考え、知的かつ実際的な読書の技術をわかりやすく解説している。初級読書に始まり、点検読書や分析読書をへて、最終レベルにいたるまでの具体的な方法を示し、読者を積極的な読書へと導く。単なる読書技術にとどまることなく、自らを高めるための最高の手引書。 (本書裏表紙より)

 

本書にて何度も「積極的読書」というキーワードが出てきます。

本というは著者と読者をつなぐものであり、一種の対話であります。紙の上でのキャッチボールをする際、投げ手の技術だけが上手くても受け手の積極性がなければそれはしっかりとした対話とは言いません。

 

どうすれば積極的なキャッチができるかを指南している一冊となっています。

 

印象深いポイント

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ここからは要点を抜粋しております。

HOW TO READ

著者は具体的な読書法を述べています。その順に沿って読み進めることで確固とした方法から著者のメッセージを理解することができます。

大きく4つに分かれており、

  1. 初級読書
  2. 点検読書
  3. 分析読書
  4. シントピカル読書

と大別して一つ一つ述べられております。

 

詳細を述べると、

 1. 初級読書

これはどういうことかというと、「その文が何を述べているのかをまずは理解していること。」という状態を指します。

 

これは難しい意味ではなく、そのままの意味でこの文章が日本語においてどういう意味なのかということです。

何を当たり前なことを、、と思われるかもしれませんがまずはこの手順を抑えていない限り次に進めませんし、基礎の基礎でしょう。

 

 2. 点検読書

これは「その本が何について書いたものであるか、この本はどのような構成されているか、どのような分野に分けられるか、ということを理解する。」です。

 

初級読書より少し難易度が高まり、自分は今何について書かれている本を読んでいるのかという認識を要することになります。

そのためにテクニックが2つあります。

  • 下読みをする
  • 表面読みをする

です。

 

要は本をザクッと読んでだいたいでいいから理解しよう、ということだと思います(笑)

 

 3. 点検読書

これは「取り組んだ本を完全に自分の血肉と化するまで徹底的に読み抜くこと。」です。

 

少しこれだと抽象的なのでテクニックを。。

抜粋したものがこちら。

  • その本の全体の統一を2行か3行の数行であらわしてみる
  • 著者の問題としている点は何であるかを知る
  • 重要な単語を見つけ出し、それを手掛かりに著者と折り合いをつける

といったところでしょう。

 

  4. シントピカル読書

これは「1つの主題について何冊もの本を相互に関連づけて読むこと。」です。

シントピカルとありますが翻訳では比較読書法と書かれておりました。

 

著者曰くここまでのレベルに達するのは大変だぞ〜と言っており、理想像だと述べていましたね。

 

このシントピカル読書の段階として、

  • 関連箇所を見つける
  • 著者に折り合いをつけさせる
  • 質問を明確にすること
  • 論点を定めること
  • 主題についての論考を分析すること

とあります。

 

 読書の補助方法

よりその本を理解するために適している方法についてまとめられていました。

 

4つありまして、

  • 読書に関連の経験
  • 読書に助けとなる他の本
  • 注釈書や抜粋
  • 辞書などの参考図書

が挙げられます。

 

この中で私が個人的に興味が惹かれたところが、2つ目の読書に助けとなる他の本というところです。

 

本書には「その著者が読んだことのある本を読んでみることで、そこでの対話が理解することからより一層著者の本を理解することができる。」とありました。

 

これは本当にその通りだなと思います。

 

私が好きな先生が書かれた本を読んだ時に、その本の参考文献まで興味がいき同時に読んだことがありました。

すると、その先生が書かれた本の中に参考文献が要所要所で活きている箇所があり、文字通り一層本を理解することができた経験があります。

 

積極的読書への4つの質問

著者は読書の時に、質問持たずして読むことを禁物と述べています。

読みながら自分のその質問の答えを考えることをマストとしています。

 

例として4つの質問があげられています。

  • 全体として何に関する本か
  • 何がどのように詳しく述べられているか
  • その本は全体として真実か、あるいはどの部分が真実か
  • その本にはどんな意義があるか

です。

 

なんとなく読むのではなくって、こういうしっかりとした方法の上で読めばさらに一層著者との距離が縮まると感じました。

 

最後の感想として

 読みながら思ったこととして、これ小学校ないし中学校とかの国語の教科書に採用されねーのかなと。

その当時知らなかった読書法を知れたし、国語が苦手だった(今も)私にとってそういう技術的なこと知れただけでどれだけ救われたのだろうと思います。

 

読む力って生涯大切だろうしもっと早くに読みたかった!!!

ってのが一番の感想(笑)

もし自分に子供ができた時にはすぐこの本を差し出したいと思います。

 

以上です。

 

改めてこちらリンク。

 

本を読む本 (講談社学術文庫)

 

最後までお読み頂きありがとうございます。

 

次回は新渡戸稲造の本に手を出そうかと思います。

 

他の本も読んでます。

関連としてどうぞ。

 

「読書について」を読んで

kykyky-17-skri.hatenablog.com

 

学問のすすめ」を読んで 

kykyky-17-skri.hatenablog.com

 

 簡単にまとめられる、読書の時のマインドマップ

kykyky-17-skri.hatenablog.com

 

 

やまさき

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