週7の遅刻生活

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「修養」を読んで(後半)

こんにちは

 

やまさきです。

 

今回は新渡戸稲造の「修養」を読んでまとめや感想をまとめます。(後半)です。

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「修養」を読んで(前半)をまだ読まれていない方はこちらより。

↓(前半)

kykyky-17-skri.hatenablog.com

 

こちら本書↓

 

修養 (角川ソフィア文庫)

 

 読書法

ここでは新渡戸稲造の独自論で語られる読書法がまとめられています。

乱読ではなく1つのテーマ

自由奔放に好きな本を好きなように読むこともいいです。ですが、著者の経験では、図書館の本を半分くらいを読んだということがあり、この視点ではこう捉えられるけどもここから見ればまた別意見になるなー、何が正しいんだ?と分からなくなるそう。加えて自分の意見が薄れてくるそうです。まさにショウペンハウエルが警鐘する多読禁物に当てはまります。

そういう読み方ではなく、ある一つのテーマに沿って読むことでその分野には精通することもでき、それに関する情報に興味を持ち、草の根状に知識が広がることになります。

 

読書会を開こう

特に学生に対して最も有益な読書法というのは、友人間の読書会を開くことだそう。読書会は費用もそこまでいらず、それに10人寄れば10種の本の知識を得られます。それに読書会は本を読むことでインプットでき、話す行為が必須のためアウトプットもすることができます。一石二鳥です。

 

逆境の時の心得

著者としては、逆境こそ人を強くする時期であると捉えています。逆境でどう対応すればいいのかがまとめられています。

 

逆境を分析的に

逆境に陥った時、人はこの不幸の連鎖がいつまで続くのか、果てしなくあるのではと感じてしまう。そうではなく、その嵐はいつになったら終わるのか、いつまで続きそうなのかを分析的にとらえることが大切であるとしています。

 

他責ではなく自責

人からの誘いで行った決断によって、結果的に失敗に終わったとします。それはあくまで本人の決断ミスであり、誘った人が自分に声をかけたからであるという捉え方はしないようにしましょう。

 

順境の時の心得

おごり高ぶらないようにしよう

人が順境の時、他人の実績をまるで自分が助けたかのようにおごり高ぶらないようにしましょう。反対にその人が逆境に立てば、素知らぬふりはしてはいけません。

 

不断の努力

自分を過大評価しがちの時期です。常に努力を怠らずに、継続しよう。

 

黙思

5分間の黙思で思い起こす

忙しない社会で生きていると、抱いていた夢や目標が、または人から言われて嫌なこと、そのほかの本来の目的などを思い起こすことがある。著者としては、黙思は何も考えないことを目標にしている。無の境地こそ黙思の目標であるということ。

 

仕事には動機を黙思

なんのためにこの仕事をするのか、名利のためなのかそれとも金のためなのか羨望のためなのか、なんの動機で出たかを考える。この黙思をすることで意思を発揮し、一番の割り出しになるとのこと。

 

苦労は長生き

2種類の馬

平坦な道を歩く馬と山を登る馬、前者の方が辛くない経験を積んでいるため、早く死なないと思われていたが、実際は後者の方が長生きをする。

前者は一部の筋肉しか使わないためであり、人間も同じく一つに固執せず、多方面に趣味や考えを向ける必要があるという教訓である。

 

 

 

ということで以上が、「修養」のまとめでした。

 

感想として、おごり高ぶらず地道に己の心に秘めている道を切り開いていけという強いメッセージを受け取り、自分の一つのバイブルにしたい!と思った次第です。

青年へ贈る言葉が多めと感じましたが、いつ読んでも別にいいかなとも思いました。

 

次回以降も当分、昔から読まれ続けてられている本を読んでいこうと思います。

 

最後までお読みいただきありがとうございます。

 

再度リンク↓

 

修養 (角川ソフィア文庫)

 

次回もどうぞよろしくお願いします。

 

やまさき

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