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「この国の失敗の本質」を読んで

こんにちは

やまさきです

今日は柳田邦男の「この国の失敗の本質」を読んでみて、感想なり、まとめを書いていきたいと思います。

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↓読んだ本がこちら。

 

この国の失敗の本質 (講談社文庫)

 

今回の本のまとめです。

「日本の寿命」は尽きたのか!
少年凶悪犯罪、エリート汚職、心まで荒廃した日本人に再生の道はあるか
薬害エイズ、証券・金融腐敗。阪神大震災への拙劣な対応。超優良企業が社会に背を向け、モラルを喪失したエリートが私利をむさぼる。戦後半世紀、いったいこの国に何がおきているのか?再生への道は常に現場にありとする著者が、蔓延する精神の頽廃(たいはい)にメスを入れ、価値観の180度転換を訴える警世の書。 

 (引用:https://www.amazon.co.jp/この国の失敗の本質-講談社文庫-柳田-邦男/dp/406264892X

 

今回の目次です。

 印象的なこと3つ

効率追求社会による事故と人間

 筆者の指摘として、あまりに全てを効率化を求めてコンピュータ化するがゆえに人間が関与すべきところまで自動化、デジタル化がされてしまう。これだと仮に事故などが起きる際、アナログ的に確認をすれば軌道修正できたのに、事故を助長させる、という指摘がありました。例として、飛行機事故。とある機械故障が起きたとする。その際、すでに操作パネルが飛行機には備わっているため仮に故障が起きてもセンサーが反応して操作パネルを介して事故を把握できると思ってしまう。だが、そもそもその操作パネル自体が故障していたらそれはつまり防ぎようのない事故として起きてしまう。

 最近の小学生の子たちはすでにデジタルネイティブの世代であり、周りの環境がデジタルで操作されている。上記の指摘は今後のキーとして扱われるに違いないと思っている。いわばコンピュータをブラックボックス化しないようにすれば多少は防げるのでは。

 

エリート官僚の不祥事と戦時システム 

 時代は繰り返す。このポイントは非常にこれから大切にしたい教訓として心に留めている。換言すれば、失敗から学べということ。筆者はミッドウェー海戦の話を題材に、当時の日本はどうしてアメリカの軍に打ち勝てなかったのかを分析しており、敗因はいくつかあるが、個人的に印象的だったのが、日本人の性質。それは少しでも他国に対して優越があればすぐ慢心をする。自国が全てだと考えてしまう。次のより良いものを生み出そうとする思考が欠如している。このポイントが敗戦に繋がっていると言う。

 競争至上主義は私は好みませんが、ただしその競争の結果で好転するのであれば賛成です。ある意味、市場として機能しているからです。自国の狭い思考だけでなく、常にどうして失敗を起こしたのか、論理的思考を持って緩慢にならないようにしたいものです。

 

軍国主義的思考からの脱却

 ブラック企業の一例にも出てきそうですが、ある失敗や未達の目標があったときに「どうしてできないんだ!頑張ればできるだろ!!」と、その原因の本質を一切とらえず、努力論で押し切ること。建設的にいうなら、どうしてできないのかを細分化していき、一緒に改善に取り組むことが理想だと思われるのですが、できない人は努力論を押し付ける。できる人には賞賛の光が当てられる。これだと時代の繰り返しですね。

 

感想

 「時代の分析、抽出→事柄の抽象化→まとめ」が簡潔に書かれており、非常に読みやすかった。筆者の知識量には驚かされるばかりで、こんなことを書けるような人になりたいなーと淡い夢を抱いた。(笑)

 自分はまだ政治の分野には疎いなと、全てのことに言えるば政治に関することが書かれていれば頻繁に読み飛ばすことが多々。今後の課題と思う。

 良書だと感じた。

 

 

最後今回の本です! 

 

この国の失敗の本質 (講談社文庫)

 

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やまさき