週7の遅刻生活

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「AI時代の新・ベーシックインカム論」を読んで

AI時代が到来した時、既存の扶助制度はおそらく形骸化するのではという未来があるかもしれません。

 

ご紹介

ベーシックインカム(Basic Income,BI)とは、 「政府が、すべての人に必要最低限の生活を保障する収入を無条件に支給する」制度を指す。 近年、特にヨーロッパ諸国を中心にBI導入をめぐる動きはかつてないほど盛んになっている。日本での導入の可能性はどうか。財源はどうするのか。 現行の貨幣制度の欠陥とは何か。AI時代になぜBIが必要なのか。 最大の障壁となるものは何か。そして未来の社会とは――。(引用

印象的なこと3つあげます 

1. BIが不可欠になる未来予想図

 筆者の主張する将来の社会では、大別して資本家と労働者に分かれる。(もちろん現代社会を考慮すれば、確実に分別することは不可能)この時、資本家は資本を保持しているため、利子という最強の武器をがある。そのため、恒常的に資産形成をすることがでいる。一方、労働者の所得は資本となる肉体より生産するしかない。しかし、これからの社会では、クリエイティビティ性があるか無いかという点が肝になり、この有無で職業の安定性が異なる。少しだけ話を飛ばしたことをいうが、結果的に労働者は生産した給与では生活できなくなる。現行の生活保護制度では包括的に扶助することはできない。そのため、BIを導入することで改善に向かっていく、とのこと。

 

2. 技術的失業と労働移動

 AIに関すること。よく耳にするAIによって奪われる職業ランキングの話である。AIの出現で現在存在している職業が徐々に代替されていくということで、一時話題になった。技術的失業とは、新しいテクノロジーによって非自発的に失業することである。つまりはAIで奪われちゃったよーって状態。この議論では多くがディストピアを提言されてきた。しかし、考えてほしいのは、歴史を振り返れば新技術の周りには新たな職業が生まれている。スマートフォンを例に挙げるなら、ガラケーなくなったけども、スマホで金稼げるようになったよねー、スマホのアプリ系で職業生まれてたりするよねーっていうこと。これが労働移動。既存産業にいた労働者が産業衰退によりジョブシフトをすること。

 

3. 財源論と財政設計

 筆者の主張では、日本の財政管理は不適切であると記述されている。一言でいえば、時代遅れであると。貨幣発行益とか信用創造まじクソじゃね?らしい。これからは国民にその貨幣発行益を回してあげようよ、がいいんだって。既存システムは、国債横流しするだけで各部門はお金儲けれるけど、そんな形態はやめて、BI導入してあげれる仕組みを再度、伝統とか慣習とか取っ払ってやろうよ。と。

 

所感

 社会レベルではなく、個人レベルの話でBIについて言うと、賛成である。理由は3つある。1つが、時間に対して変化が起きる。事実、現代人は労働対価をもとに生活をしている。その生活費がある程度、国からの支給で補助されるならば、無理な労働の必要性はなくなる。つまり、固定的な労働時間からの解放を手にし、再度人生設計を考える機会になるに違いないから。2つに、労働人口がフィルター分けされる。BIが必要最低限の生活費を支給される前提なら、労働者は考えるだろう。好きで働きたいから働くのか、もう別に働きたくないか。これによってマインド的な話で、コミュニティが再形成されるのではと感じる。最後の3つは、変化を見てみたい。労働で支配されている現代の人類が、拘束的な労働から解放されれば、どの方向に向かっていくのか、シンプルに好奇心しかない。趣味活動に幅が広がり、新たなワークが誕生したり、結局働くことの方がいいやって思い始める人がいたり、時間的拘束がなくなり、逆にすることが分からなくなったことから犯罪率が上昇したり、など、ビフォーアフターを観察してみたいという興味がひたすらあります。以上のことから、賛成ですね。

 

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ヤマサキ